「単独のディナーショー開催されないかな〜」と、数年前から頻繁に思っていた。
美しい装飾が施された会場でおいしいディナーを堪能しながら、仲間と岡本話に花を咲かせ、場内に響き渡る岡本さんの声を全身で浴びる...想像するだけで楽しくなるような「夢」だった。
でも、やるならもっともっと岡本さん(とヲタク)が年齢を重ねたときだろう、とも思っていて、可能性があるのかどうかも分からないそれに胸を膨らませる日々を送っていた。
...?
開催されたんですが...?
という訳でこの記事では、2023年9月27日(水)に代官山 鳳鳴館にて開催された「夏目漱石「夢十夜」朗読会 第3回<第七夜・第六夜・第一夜>」の様子をレポートする。
当日はバスに乗って会場近くで降り、その後、住宅街を通って会場に向かった。
住宅はどれも塀がものすごく高く(只者が住んでない家)、この時点で代官山の雰囲気に圧倒されてしまった。
しばらく歩いていると、
「こ、ここか...!!!」
厳か…!!!!
輝いている...!!!!!
予想以上に「晴れの日」すぎて息を呑んだ。
ピッと一直線に敷かれたレッドカーペットを進み、いざ入場。
美麗な撮り下ろし写真がお出迎えしてくれた。
このイベントの写真どれも綺麗。
エントランスでは、パーティドレスや着物など特別な装いの参列者(と言ったほうが合ってる気がする)がディナー会場の開放を待っており、普段のイベントとは明らかに違う雰囲気に気分が高まった。
あっ、なんかいい匂いがするぞ...ごはんの...
ひょえ〜〜〜!
円卓なんて久しぶりに座るっす...
ディナーの時間になるまで余裕があったので、ステージを見学してみた。
作品(第一夜)を象徴する百合が飾られている。
朗読楽しみだな〜、岡本さんの衣装も含めて。
さてご飯をとりに行くぞ!
テレビ千鳥の一周だけバイキングを思い出しながら、気になるものを少しずつ皿に盛り盛り。
その成果↓
めちゃくちゃ美味しかった(泣)
特にお肉・お魚が柔らかくて絶品だった。
今また食べたい...。
お魚料理が写真のそれであることに、口に入れるまで気づかず、最初は卵料理か何かと思っていた。
あれはなんだったんだろう?
「お洒落はんぺん」という印象だったんだが、調べてみると「クネル」というフランス料理が出てきたのでこれだったのかも。
ウマウマ〜と食べつつ、同行してくれた友人や同じ卓の皆さんとおしゃべり。
なんという豊かな体験なのだろう...
ドリンクも豊富に用意されており、朗読の直前に白ワインを頼んでみたりした。
しかし気分が良いのでアルコールの回りが普段より早い...いや早すぎる...!
朗読中に急にスタンディングオベーションしたらごめん、岡本さん...と先に謝っているうちに場内が暗くなる。
前方にある大きな扉に照明が当てられ、新郎 書生姿の岡本さんが登場。
眩しそう。
階段をゆっくり降りたあとステージ上の椅子に座り、いよいよ夢十夜は幕を開けた。
第3回
— 「夢十夜」朗読会 (@readingstage) 2023年9月27日
夏目漱石「夢十夜」朗読会
無事に公演終了いたしました。ご来場いただきました皆様、ありがとうございました
配信もお楽しみに!それでは皆様、良き夢を……🌙
#夢十夜朗読会 #岡本信彦 pic.twitter.com/PEiClVjWas
朗読は基本的に落ち着いた低音で、照明や効果音、BGMの演出に合わせながら進められていた。
岡本さんの担当する第3回は敢えて第一夜を最後に読む構成だったが、これが余韻を残す仕掛けとして締めくくりにふさわしいものとなっており、ほんとにスタンディングオベーションしちゃうところだった。
朗読後のフリートークは、睡眠中に夢を見ない話、10月以降も忙しい話、などなど。
このイベント終了後すぐ生配信という鬼スケジュールなので、本当に予定がミチミチなのだろう...。
夢十夜なのに割と現実的な話で盛り上がり、この日は幕を閉じた。
う〜ん楽しかった!!!
五感で楽しめる最高の催し。
触覚は、イベント終わりにいただいた入浴剤を使ったお風呂のこと。
全部良かった。
また機会があれば、今度は岡本さんも一緒に食事しながらワイワイするのも良いのでは?(それはただの食事会)
とにかく、一生の思い出に残る素晴らしい体験をすることができた。
みなさまお疲れ様でした。